バロキサビル マルボキシル

ゾフルーザ錠10mg、20mg、顆粒2%0.5g包
【効能・効果】
〈ゾフルーザ錠20mg、ゾフルーザ顆粒2%分包〉
A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の治療及びその予防
〈ゾフルーザ錠10mg〉
A型又はB型インフルエンザウイルス感染症

【用法・用量】
治療
〈成人及び12歳以上の小児〉
80kg以上     20mg錠4錠又は顆粒8包
80kg未満     20mg錠2錠又は顆粒4包→※成人は40kg未満でも添付文書上は20mg2錠となる

〈12歳未満の小児〉
40kg以上     20mg錠2錠又は顆粒4包→※12歳未満だと80kg以上でも添付文書上では20mg2錠となる
20kg以上40kg未満 20mg錠1錠又は顆粒2包
10kg以上20kg未満 10mg錠1錠

予防
〈成人及び12歳以上の小児〉
80kg以上     20mg錠4錠又は顆粒8包
80kg未満     20mg錠2錠又は顆粒4包

〈12歳未満の小児〉
40kg以上     20mg錠2錠又は顆粒4包
20kg以上40kg未満 20mg錠1錠又は顆粒2包
10kg以上20kg未満→適用なし

【用法・用量に関連する注意】
10mg錠と20mg錠又は顆粒2%分包の生物学的同等性は示されていないため、10mgを投与する際には顆粒2%分包を使用しないこと。また、20mg以上の用量を投与する際には、10mg錠を使用しないこと。
〈治療〉
症状発現から48時間経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない。
〈予防〉
インフルエンザウイルス感染症患者に接触後2日以内に投与を開始すること。接触後48時間経過後に投与を開始した場合における有効性を裏付けるデータは得られていない。本剤を服用した日から10日を超えた期間のインフルエンザウイルス感染症に対する予防効果は確認されていない。

【薬効薬理】
バロキサビルマルボキシル活性体は、A型及びB型インフルエンザウイルスのキャップ依存性エンドヌクレアーゼ活性を選択的に阻害する。キャップ依存性エンドヌクレアーゼは、宿主細胞由来mRNA前駆体を特異的に切断する酵素であり、ウイルスmRNA合成に必要なプライマーとなるRNA断片を生成する。バロキサビルマルボキシル活性体は、キャップ依存性エンドヌクレアーゼ活性を阻害し、ウイルスmRNAの合成を阻害することにより、ウイルス増殖抑制作用を発揮する。

【名称由来】
XO(ノックアウト、~がない)+ influenza = Xofluza

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