方
甘草 2両・炙
乾姜 1両半
附子 ・生用・去皮・破8片
人参 1両
茯苓 6両
証
発汗若しくは之を下し、病仍お解せず、煩躁する者、茯苓四逆湯、之を主る。
傷寒論 中篇
解説
茯苓四逆湯に大量の茯苓が加わったものである。発汗剤でも下剤でも病は癒えず、陰証に陥り煩躁する者である。茯苓を使うことから、動悸や手足の痙攣があって良い。苦しく身の置きどころがなく手足をばたつかせることもある。熱感はまだ残っていても、真寒仮熱であって、裏に大寒がある。もし、脈が浮いていてもそれは力のない脈である。
鑑別
応用
出血多量、脱水症状、食欲不振、るい痩