蒼朮

由来

細葉朮ほそばおけら(Atractylodes lancea)の根茎。

性状

肥大した根茎。これを保存しておくと白い綿のような結晶が表面に析出する。見た目はカビのようである。この結晶が多く香り強いものが良品。

薬徴

水を利するを主る。故に能く小便の自利・不利を治す。旁ら身煩疼・痰飲・失精・眩冒・下利・喜唾を治す。

解説

神農本草経では朮の蒼・白に分けず、単にと言う。東洞は蒼朮のみを使った。利水の効果が勝るからである。

朮は利水剤で身体の痛みや胃に水が溜まったもの、夢精やめまい、唾があふれるものなどに使う。しかし、共通しているのは小便が少ないか、逆に多すぎるかを目標にすると言う。

薬効

処方

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