桔梗

由来

東アジア各地に自生する桔梗(Platycodon grandiflorum)の根。

性状

皮付き桔梗(生干桔梗)と周皮を除いた皮去り桔梗(晒し桔梗)がある。皮付き桔梗が薬効には優れる。分岐枝根の少ない、太い根、外皮は褐色、内部は白色のものが良い。虫もカビも付きやすいので注意。

薬徴

濁唾・腫膿を主治する也。旁ら咽喉痛を治す。

解説

抗炎症剤にあたる。甘草湯、桔梗湯の条文より、炎症のごく初期には効きにくいことが伺われる。排膿湯、排膿散、桔梗白散の条文を見てみても、炎症の進んだ状態に使われる。ごく初期は急迫を主治する甘草なのである。

薬効

処方

タイトルとURLをコピーしました