厚朴

由来

モクレン科の落葉高木、朴ノ木(和厚朴)(Magnolia obovata)もしくは支那朴ノ木(唐厚朴)(Magnolia officinalis)の樹皮。

性状

唐厚朴の新しいものが良い。それは皮が厚く、内部は赤紫色で、気味が強い。古く気味が抜け、皮が薄く淡褐色のものは良くない。

薬徴

胸腹の張満を主治する也。旁ら腹痛を治す。

解説

気剤としては最も有名かも知れない。気が詰まったものに効く。その場所は胸(枳実薤白桂枝湯)であったり、腹(承気湯類)であったり咽中(半夏厚朴湯)だったりするのである。

薬効

処方

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