山梔子

由来

アカネ科の常緑低木クチナシ(Gardenia jasminoides)の果実。

性状

赤変する前の黄変した完熟果実を乾燥させる。赤黄色で丸いものが上品。大きく細長く黄色のものは次品。時間が経って黒くなったものは良くない。

薬徴

心煩を主治する也。旁ら発黄を治す。

解説

黄疸の生薬として有名である。薬徴には心煩とあるので黄連との区別が必要であろう。心下痞、嘔吐、下痢に効く黄連の方がより裏に働き、黄疸、発熱に効く山梔子はより表に働くであろう。

薬効

処方

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